LIGHT&VINO Vol.5 酒美土場コラボレーションイベント開催のお知らせ

東京・築地で人気の自然派ワイン&セレクト醗酵食材のショップ「酒美土場」さんとのワインと照明のコラボレーション、今年最後の回を開催いたします。LIGHT & DISHES Lab.で12月からスタートする、YAMGIWA直輸入の照明ブランド【Vibia】と【NEMO】の展示のもと、「酒美土場」さんのワインとL&D Lab.の料理を提供します。

*今回は、レノボジャパンさんの機材協力により、スマートグラス Lenovo Glasses T1(国内未発表製品)や、最先端のウェアラブル体験もお楽しみいただけます。

LIGHT&VINO Vol.5  
「 酒美土場 」コラボイベント  

【日 時】  2023年12月11日(月)19:00開場 19:30 – 23:00(22:00 L.O)  
【場 所】  LIGHT & DISHES Lab.(東京都江東区福住1-13-2)
【参 加 費】  ¥1,500 (ワイン1杯付き) 
*時間帯と人数により、半立席となりますことご了承ください。

以降ワインは、グラスにて多種ご提供します。価格は当日表記いたします。
参加費とワイン代金は、酒美土場さんへ《 PayPay or 現金 》にてお支払いください。
料理代金はL&D Lab.にお支払いください。料理は全種当日に表記いたします。
ご予約不要でお越しいただけるイベントになりますが、お時間により混み合う場合がありますので、すでにご来場予定の方は、人数把握のためにご一報いただけるとありがたいです。みなさんのお越しをお待ちしています。

酒美土場
東京・築地(場外市場)で人気の自然派ワイン&セレクト発酵食材のショップ
アクセス:東京都中央区築地4-14-18 妙泉寺ビル 1F

この度、株式会社LIGHT & DISHESは新規事業「LIGHT & DISHES Lab. ラボ・ディナー会」を立ち上げました。ラボ・ディナー会は、月に一度火曜日の開催を予定し、幅広い分野のスピーカーをお招きしながら共に食卓を囲み、多種多様な世界観・ビジネス・文化を学びあう会です。 

テーマは「グローバルな視点で捉える日本発のインテリアビジネス 」
今回のゲストはマルニ木工のグループ会社、マルニグローバルブランディングの代表を務める神田宗俊(こうだ むねとし)さんです。神田さんは、元商社出身の経験をフルに活かし、マルニ木工の海外事業部門を立ち上げました。日本の家具ブランド「MARUNI」を世界30カ国以上に伝え、ビジネスとして成立させ注目されています。主な事例として、マルニ木工を代表するHIROSHIMA アームチェア(デザイン:深澤直人)をApple米国本社に数千脚納品するなど、世界中から高い認知を獲得することに貢献されています。現在は、マルニ木工以外の日本を代表するものづくりの企業とアライアンスを結び、国際的なコンテンポラリーデザイナーと協働する確かな品質を備えたボーダレスなデザインの家具とインテリアアクセサリーを提供することを目指したブランド、「KOYORI」のエグゼクティブ・ディレクターとしても活躍されています。今回は、日本のものづくりを世界に伝える役割を担う神田さんが、どのようにMARUNIやKOYORIなどのグローバルなブランドビジネスを展開させていったのか、お話しをお聞きします。ぜひご参加ください。

【開催概要】
[日時] 2023年12月12日(火)
[開場] 18:30
[開始時間] 19:00 (21:30終了予定)
[定員] 10人
[参加費]  ¥15,000 (お料理5品、ドリンク含む)
[会場] LIGHT & DISHES Lab. (東京都江東区福住1-13-2)
[申込み]  Googleフォーム
・定員に達し次第、締切とさせていただきます。
・前日、当日のキャンセルは参加費の全額を頂戴しますのでご注意ください。

神田 宗俊(こうだ・むねとし)  
株式会社マルニグローバルブランディング代表取締役住商インテリアインターナショナル株式会社HF部欧米部門に勤務後、2009年に株式会社マルニ木工に入社し、海外事業課に在籍。18年に株式会社マルニグローバルブランディングを設立し、代表取締役に就任。2022年には日本のものづくりの力を結集した新ブランドKOYORIを立ち上げ、エグゼクティブ・ディレクターを兼任する。国際貿易とブランディングのエキスパートとして、国産ブランドの販売拡大や展開に従事し、日本のクラフツマンシップの世界的な普及活動に貢献している。

The Art of Lighting
多様なライフスタイルへ、クオリティある光体験を

1923年創業以来、1世紀にわたり照明のパイオニアとして業界を牽引しているブランドYAMAGIWA 。光空間への追求から反映されるハイクオリティな照明計画などの事業を確立しているのは、YAMAGIWAが育んできた独自の美意識と築いてきた信頼によるものです。

1960年代より海外ブランドの輸入事業を開始し、オリジナル製品では時代を象徴するクリエーターとのコラボレーションにより数々の名作を発信。現在では欧州を中心に70を超える照明ブランドをインポートし販売しています。今回はLIGHT & DISHES Lab.の空間に、YAMAGIWAが直輸入する  「VIBIA」(スペイン)、「NEMO」(イタリア)を中心にコーディネートします。YAMAGIWAとLIGHT & DISHES Lab.が提案する照明の世界を体感していただきたく、みなさまのお越しをお待ちしております。

株式会社 LIGHT & DISHES が運営する食と光の体感スペース LIGHT & DISHES Lab.( 東京都 江東区 ) では、YAMAGIWAが直輸入する照明を食事しながら空間全体で体感していただけます。 LIGHT & DISHES Lab. の最新の照明制御システムを配した演出照明とともYAMAGIWAのThe Art of Lightingの世界をお楽しみください。

<プレス内覧のご案内>
プレス・スタイリスト関係者のみなさまを対象に、以下のとおり内覧会を実施いたします。
お飲み物とお食事をご用意してお待ちしております。

日時:2023年12月6日(水)18:00-20:00
場所:LIGHT & DISHES Lab.(東京都江東区福住1-13-2)
*参加ご希望の方は以下申し込みフォームよりお申込みください。
内覧会申し込みフォーム 〆切:12月5日(火)

【会期日程】
2023年12月1日 –2024年1月31日
レストランの予約を 水・木・金の日程にて受け付けます。
営業時間:18:00-22:00 (21:30 L.O)
場所 : LIGHT & DISHES Lab. (東京都江東区福住1-13-2)

上記 LIGHT & DISHES のレギュラー営業と、他日は貸切営業も承っております。
会期中には、各種イベント、デザイン関連のイベントなども計画しており、詳細が決定次第、メール配信及びLIGHT & DISHES Lab.のSNSアカウントにてお知らせいたします。

【ご予約について】
・お料理はコースをメインに、前菜 3~4 品 + 主菜 2 または 3 品 + デザート お一人 ¥6,600(税込)をご用意しています。
・状況により、アラカルト対応もしております。
・お飲み物は別で、ワインペアリング、ノンアルペアリング ( 要事前リクエスト ) をご用意しています。
・ご希望の日程、来店時間、人数、アレルギー、苦手な食材の有無をご記入の上、メール〈moc.s1701566495ehsid1701566495dnath1701566495gil@t1701566495catno1701566495c1701566495〉までご連絡ください。
・開始時間 18:00 ‒ 19:00 の間にて来店予約をお願いいたします。
・前日、当日のキャンセルはコース料金の全額をお支払いいただきますので、ご注意ください・ご予約人数及び、ご希望により貸切も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

ブランド紹介

VIBIA(ヴィビア/スペイン)
スペイン・バルセロナ発の照明ブランド。現代照明の再定義を目指し、光を超えて素材感、構成、空間の使い方を取り入れた、全体的で広がりのある新しい視点を導入したものづくりが特徴。デザイナーや建築家、アーティストなどの様々な分野のクリエイターが携わることで、照明デザインの常識を打ち破る商品を生み出しています。

NEMO(ネモ/イタリア)
1993 年、革新的でありながらもイタリアンデザインを鼓舞し続けてきた伝統に基づく照明器具づくりを目的に設立。ル・コルビュジェやシャルロット・ペリアンらの名作の復刻を手掛けている一方で、ミニマルなLED 器具の新作を発表しています。革新的な装飾照明を生み出すリーディングカンパニーとして世界で知られています。

LIGHT & DISHES Lab.は、光と食の体感スペースとして2022年4月にオープンしました。食事をしながら照明による光のシュミレーションを体験できるレストランです。季節感ある旬の食材をつかった一皿を提供しています。来店される方はデザイン、照明、食関係の方々が多く、一線で活躍するクリエイターの方々もいらっしゃいます。今回、私たちの仲間になってもらえるキッチンスタッフを募集します。

募集要項
– 雇用形態
アルバイト キッチンスタッフ

– 仕事内容
週の営業の仕込みと、通常営業の調理、メニュー開発など

– 条件
週に2、3回〜 シフトに入れる方

– 歓迎
調理経験がある方優遇(経験値は問いません)
調理に抵抗がない方
ワインが好きな方
デザイン・照明に興味がある方

– 勤務詳細
通常営業日(水・木・金) 17:00〜22:00
イベント時(曜日不定)17:00〜22:00
仕込み時(月or火) 日中の時間帯で都合がつく方

基本的に、土日は休日となりますが、貸切営業が入った場合には
お手伝いをお願いすることもあります。

– 待遇
1200円〜(時給は経験・能力を考慮し決定します)
交通費支給

– アクセス
東西線、大江戸線 門前仲町駅から徒歩5分

ワイン会や、ゲストを招くトークイベントが月に2回程度あり、
働きながら、イベントを楽しむこともできます!
まずはお気軽にお問い合わせください。

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今年も残り一ヶ月となりました。今月は28日まで営業いたします。
ご予約お待ちしております。

ラボ・ディナー会 特別編
この度、株式会社LIGHT & DISHESは新規事業「LIGHT & DISHES Lab. ラボ・ディナー会」を立ち上げました。
ラボ・ディナー会は、月に一度火曜日の開催を予定し、幅広い分野のスピーカーをお招きしながら共に食卓を囲み、多種多様な世界観・文化を学びあう会です。 

今回のテーマは「旅:イギリスからみた日本が誇るべきクラフトマンシップ」
この度、イギリスを拠点に活動する二人のゲストが来日しているこの期間に、貴重なトークディスカッションの機会が実現しました。
ゲストは、ロンドン在住のデザイナーの安積朋子さん、キュレーターのジャンフランコ・キッコーさん。安積朋子さんはロンドンでプロダクト、インテリアを中心にデザインを手掛けており、日本のプロジェクトも数多く実績があります。ジャンフランコさんは、長年デジタル業界のキュレーションに従事。日本を訪れて以来、日本の職人技に魅了されたことで現在も職人たちへのインタビューを重ねています。
世界で活躍する二人の目に、現在の日本はどのように映るのでしょうか。絶やすことなく培われてきた日本の技術や文化に例に挙げながら、世界共通するこの先に繋いでいきたい文化・プロダクト・デザインについて語って頂きます。

開催概要
[日時] 2023年11月28日(火)
[開場] 18:30
[開始時間] 19:00 (21:30終了予定)
[定員] 9人
[参加費]  ¥15,000 (お料理5品、ドリンク含む)
[会場] LIGHT & DISHES Lab. ( 東京都江東区福住1-13-2 )
[申込み]  Googleフォーム

・定員に達し次第、締切とさせていただきます。
・前日、当日のキャンセルは参加費の全額を頂戴しますのでご注意ください。

安積 朋子|Tomoko Azumi
広島生まれ。京都市立芸術大学デザイン科環境デザイン学科にて建築を学び、設計事務所に勤務ののち渡英、1995年にRoyal College of Art 家具科を卒業。デザインユニットAZUMIでの活動を経て2005年にTNA Design Studioを設立、現在に至る。TNA Design Studioでは家具、プロダクト、商業インテリア、展示会の構成などを手がけ、2009年には英国の最高裁判所の家具をデザインした。その他の活動では、英国王立芸術大学院などでの講師、ロンドンメトロポリタン大学の研究員をつとめたほか、各種デザイン賞の選考委員を歴任する。
https://www.tnadesignstudio.co.uk

Gianfranco Chicco |ジャンフランコ・キッコー
ロンドン在住のイベント・キュレーター、マーケター、ライター、親日家。
ロンドン・デザイン・フェスティバルとロンドン・デザイン・ビエンナーレのコンテンツ・デジタル部門の責任者を務める。1999年よりデジタルの仕事に携わり、デジタルと物理的世界のギャップを埋めることで、人々を結びつける体験を創造している。「The Craftsman Newsletter」のキュレーターとして、人間性をより高い次元で表現する職人たちにインタビューしている。デジタル技術の革新性と利便性と結びつけることで、より良い生き方や働き方を創造するために、日本の職人から何を学べるかについて研究している。
アルゼンチンのブエノスアイレス工科大学(ITBA)で経営工学の学位を、イタリアのミラノ工科大学経営大学院でエグゼクティブMBAを取得。アルゼンチン出身でイタリア語も堪能。ブエノスアイレス、ミラノ、東京、アムステルダム、マドリードに住んだ後、2013年にロンドンに移住。
https://www.gchicco.com

次回の開催予告
LIGHT & DISHES Lab. ラボ・ディナー会 Vol.3  
2023年12月12日(火)
ゲスト : 神田 宗俊 (マルニグローバルブランディング 代表)

北イタリア、ヴェネト州のワイン生産者、 Sieman (シエマン)は、兄弟3人で経営している自然派ワインのワイナリーで、LIGHT & DISHES Lab.でも好評をいただいているワインの作り手です。葡萄は、全て有機農法でイタリアらしい土着品種を積極的に栽培し地域性を大事にしています。

この度、そのシエマンから、ダニエレとマルコのお二人の初来日が決定しました。記念すべきこの機会、LIGHT & DISHES Lab.では、お二人を囲み、彼らの貴重なラインナップも含むワインとお食事を楽しんでいただく、メーカーズディナーを開催します。当日は、シエマンのお二人よりワイナリーや、ワインの醸造のことを聞きながらワイナリーの映像なども楽しんでいただく予定です。どうぞこの記念すべき会へ、ご参加をお待ちしております。

Sieman メーカーズディナー
【日時】2023年11月17日(金) 18:00 – 21:30
【場所】LIGHT & DISHES Lab. 東京都江東区福住1-13-2
【参加費】 ¥16,000 (お料理、ワイン込み) 
【定員】10人
【申込み】お名前、人数、アレルギーの有無をご記入の上、メール〈moc.s1701566495ehsid1701566495dnath1701566495gil@t1701566495catno1701566495c1701566495〉までご連絡ください
協力:TA-WA

※定員に達し次第締め切らせていただきます。
※前日、当日のキャンセルは、参加費全額を頂戴いたしますのでご注意ください。

Sieman (シエマン) とは、ヴェネト州の方言で「6つの手」という意味で、マルコ、ダニエレ、アンドレアの3人兄弟、つまり6つの手で造ることからシエマンと名付けました。
シエマンは、ヴェネト州ヴィチェンツァ県南部のコッリ・ベリチにあり、ワインと葡萄を使用したクラフトビールを生産しています。年上のマルコとダニエレはワイン担当、一番年下のアンドレアはビールを担当しています。3人ともまだ30代と若く、探究心旺盛で、常にどの様にテロワールを表現したワインが出来るかを考えています。

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現在、LIGHT&DISHES Lab.ではイタリアの照明ブランドFOSCARINI(フォスカリーニ)の照明を食事しながら空間全体で体感できるマンスリーを行っています。そして、展示会期が11月17日まで開催が延期になりました。
この機会にぜひご予約お待ちしております。

【開催概要】
日時:2023年9月6日(水) ー 2023年11月17日 の水曜・木曜・金曜
場所: LIGHT & DISHES Lab.  東京都江東区福住1-13-2
営業時間:18:00-22:00

【ご予約】について
・ お料理はコースのみ、前菜 3~4 品 + 主菜 2 または 3 品 + デザート お一人 ¥6,600( 税込 )〜 となります
・ 状況により、アラカルト対応もしております
・ お飲み物は別で、ワインペアリング、ノンアルペアリング をご用意しています
・ ご希望の日程、来店時間、人数、アレルギー、苦手な食材の有無をご記入の上、メール
moc.s1701566495ehsid1701566495dnath1701566495gil@t1701566495catno1701566495c1701566495〉までご連絡ください
・ 開始時間 18:00 ‒ 19:00 の間にて来店予約をお願いいたします
・ 前日、当日のキャンセルはコース料金の全額をお支払いいただきますので、ご注意ください
・ ご予約人数及び、ご希望により貸切も可能ですので、お気軽にお問い合わせください

この度、株式会社LIGHT & DISHESは新規事業「LIGHT & DISHES Lab. ラボ・ディナー会」を立ち上げました。この事業は月に一度 火曜日開催を予定し、さまざまな分野のゲストスピーカーをお招きしながら共に食卓を囲み、各分野の世界観を学び合う会です。衣食住、伝統工芸やその技巧、旅など多分野にフォーカスをしていきます。

第二回目のテーマは「旅 : 22世紀に残すべき価値の探求 」
2045年に到達するという説が最も有力とされている技術的特異点“シンギュラリティ”。人工知能の知性が全人類の知性を超える。我々の未来は想像を超えた危機に面しているように思います。
今回のゲストはジャーナリスト、林 信行さん(Nobuyuki Nobi Hayashi 通称:ノビさん)
ジャーナリストとして、アップルやグーグルの創業者など、今日のIT関連企業の礎を築いてきた人物を30年以上に渡って取材。さらにノビさんは、IT・AI発展への危機感から、「デザイン・ファッション・アート・伝統美」を考察に加え、一見対照的な分野を横断しながら、旅先で捕らえた独自の視点を世界に発信する日本人ジャーナリストとして唯一無二の人物です。彼は訪れる土地、出会う人々、風景をどんな感覚で捉え、思いを馳せているのでしょうか。20年後にどんな未来が来るかではなく、どんな未来にしたいのか我々人間こそが主体的に考えるべきこの時。最新情報も交えたノビさんのラボ・ディナーvol.2 ぜひともご参加ください。

開催概要
【日 時】2023年11月14日(火)
【開 場】18:30
【開 始 時 間】19:00 (21:30終了予定)
【定 員】10人
【参 加 費】¥15,000(お料理5品、ドリンク含む)
【会 場】LIGHT & DISHES Lab. (東京都江東区福住1-13-2)
【申 込 み】Googleフォーム
・定員に達し次第、締切とさせていただきます。
・前日、当日のキャンセルは参加費の全額を頂戴しますのでご注意ください。

林 信行 / ジャーナリスト
1990年にテクノロジージャーナリストとして活動を開始。パソコン、ネットインフラ、ネットビジネス、スマートフォン、タブレットの最新トレンドや企業動向を取材し、さまざまな媒体で発信。アップル、グーグルなど米国IT大手の経営者やデザイナーの取材で知られる。iPhone登場後は、テクノロジーと良いデザインの両立の重要性を訴え企業向け講演やコンサルティング活動を開始。現在はAI全盛時代を見据え、「22世紀に残すべき価値」を求めて現代アート、地域と伝統、教育など広範なテーマを取材しソーシャルメディアで発信中。REVOLVER社社外取締役、金沢美術工芸大学客員教授。
https://twitter.com/nobi


〈 次回以降の開催予告 〉
LIGHT & DISHES Lab. ラボ・ディナー会 Vol.3 「旅と人とダイアログと」
日時: 11月28日(火)
ゲスト:安積 朋子(デザイナー)
    Gianfranco Chicco(アートキュレーター)
※イギリスからゲスト緊急来日のため、11月は二度の開催をいたします。

LIGHT & DISHES Lab. ラボ・ディナー Vol.4
日時:12月12日(火)
ゲスト:マルニグローバルブランディング 代表 神田宗俊さん

10/17(火)に新事業〈LIGHT & DISHES Lab. ラボディナー会 Vol.1〉を開催いたしました。この事業は、さまざまな分野で活躍するゲストスピーカーをお招きして、お食事をしながら各分野の世界観を学び合う会です。
第1回のテーマは「五感と人とダイアログと」。ゲストに、石川県輪島にある輪島キリモト 代表の桐本泰一さんにお越しいただきました。明治より200年以上に渡り、輪島漆器の製造販売を営む輪島キリモト。現在は漆器だけではなく、家具、建築内装材に至るまで幅広い創造活動をされています。

●手に取り、触り、知る。想う。
漆とは漆の木から出る樹液のこと。その始まりは縄文時代に狩猟で使われる槍をつくる際に、木の棒の先端に鋭利にした石を紐で結び、その結び目を漆で”接着する”ことから始まりました。日本海側に位置する輪島は、漆の乾燥に最適な気候環境が歴史的に整っているにしても、歴史を経て進化するものづくりや地球温暖化などの環境変化に伴い、精密な室温調整と湿度管理、さらに細やかな“テマヒマ”が必要となりました。桐本さんをゲストにお招きするにあたり、その原点を改めて学んだ私たちL&Dは、今回の演出として、大正時代につくられた100年ものの漆器、“蒔地”という独自に開発された現代の漆器、その両方が活きるよう、料理も素材がシンプルなものから現代風にアレンジを施したメニューにしました。そして、まだ電球が普及していなかった明治・大正時代では昨今のように煌々と明るい環境で食事をすることはなかったはずです。そこで室内の照度(明るさ)を落とす演出をいたしました。まるでタイムスリップをしたかのような空間で、古く長く使われてきた漆器を手に感覚を研ぎ澄まし、肌触りや艶、輪島と日本の歴史そのものを感じ取っていただけました。

●プロダクトデザインの経験、そしてプロダクトを超えて
輪島キリモトの漆器は、伝統的な輪島漆器を重んじると同時に、新たな表現方法を職人さんと共に試行し開発しているのが印象的です。技巧とアイデアを交差させ続け、漆器に留まることのない挑戦により、近年ではテーブルカウンターや壁素材といった特注のプロジェクトをホテルやレストランから依頼されるようになりました。建築内装材の場合には、竣工まで数年以上かかるプロジェクトに対して、どのような空間になるのかまだ定かではない構想段階から、施主の想像を超えていく漆のサンプルを作って打ち合わせに臨むのだそうです。誰かの手もとに渡っていくプロダクトとしての漆器、あらかじめ出来上がる空間を想定した完全一点ものの漆の内装材。この両方を職人さん達と共に切磋琢磨する桐本さんの揺るぎないエネルギーを強く感じました。

●七代目としての未来
今後の製作スタイルとして、桐本さんは「漆器のデザインをする中で、職人さん達では絶対に作らないような造形を提案している。効率的で大量生産的な形の器を作るだけではなく、現代の暮らしに馴染むようなものや自分の試したいこと、作りたいものを作っていきたい。また、家業を継ぐ前に企業のオフィスプランニング部署で働いていた経験が今に活きている。漆器だから和食といったイメージではなく、 “常識を超えた普段使い”のものづくりをも追求したい」と語ります。そして2022年、輪島キリモトの工房に併設された漆のスタジオがオープンしました。このスタジオの最大の特徴は、実店舗であると同時にリモートによる接客にも対応した最先端のデジタル機器が備わる“デジタル店舗”だという点です。ギャラリーやショップ、百貨店の店頭でZOOMを通した、商品の販売会や説明会、木や漆のセミナーなどを開催しています。一方、リアルでは海外からの輪島来訪者が年々増えています。訪れた方は“輪島は良いところだった、早く知りたかった”と口を揃えておられるそうです。

編集後記
これから輪島を訪れる方、リモートを通じて輪島キリモトを知る方が、現代、次世代に残していきたい日本らしさを発見して、毎日使う食器や家具、手にとり肌に触れるからこその木や漆、素材への愛着を持ち続けていただけたらと切に願います。次回以降もどうぞよろしくお願いいたします。(LIGHT & DISHES / 吉原千晶)

次回予告
ラボ・ディナー会 vol.2となる11月14日(火)には、旅と人とダイアログと「旅で出会ったITテクノロジーからアート、デザイン」をテーマに開催。ゲストスピーカーは林信行さん(ジャーナリスト)です。そして、同月11月28日(火)には、イギリスから緊急来日している安積朋子さん(デザイナー)、Gianfrancoさん(アートキュレーター)をSPゲストに迎え、旅と人とダイアログと vol.3を開催します。ぜひご参加ください。

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