2018.07.09One Candela / ワンカンデラのある風景

群馬県前橋市にあるインテリアシッョプ、ワンダーフォーゲルさん。
ワンカンデラをご購入いただき、早速店内にレイアウトしてくれました。

目の前に広瀬川を臨むロケーション。
とても、心地よい時間が流れています。
昼のオフ、日没後のオンの様子も、どちらも空間に馴染む雰囲気をつくっています。

明るさは、3段階のうち一番小さい明るさ。
たにたやでも、いつも一番小さい明るさで点灯しています。食事の後のリラックスしてワイン片手にゆっくりと過ごす時、または、ヨガやストレッチなどのエクササイズ
をする時、クールダウンなひとときにビッタリな灯りです。

階段のおどりばに。
LEDでコードレスなので、その時の気分で自由にレイアウトを変えられるのもワンカンデラの良いところ。

2018.06.24LIGHT &DISHES オリジナル照明”One Candela/ワンカンデラ” 〜 story 3. ガラス

ワンカンデラの特徴の一つでもある、透明のガラスシェード。これがあるかないかでこのプロダクトの完成度が違ってきます。これは吹きガラスで、ハンドメイドでつくられていて、灯ったあかりに表情を与えてくれます。このガラスは、富山在住のガラス作家、岸本耕平さん製作のもの。岸本さんとは、彼のつくる照明プロダクト「TREE FROST」を販売代理するようになり、以前よりもコミュニケーションをよく取るようになりました。

ガラスに厚みを持たせてつくってくれた、サンプルが送られてきて見た瞬間、「これだっ!」って思いました。細かい打ち合わせもしてないのに、簡単な製作図をメールで送っただけで求めているものの形を理解してくれた岸本さん。ありがたく、そして貴重な存在です。ガラス職人、作家としてインテリアからプロダクトまで幅広く活躍していて人気が高いのもすごくわかります。スチール、蝋、ガラスと異素材が組み合わさって完成したワンカンデラ。どれ一つとっても作り手の経験と高い技術が現れています。

じっと点灯した様を見ていると、ガラスを通してまるで炎が揺らいでるようにも見えます。それも自然に生まれるハンドメイドのガラスならでは。毎日、火を灯すようにスイッチを入れて蝋のシェード、最後にガラスシェードを被せていくプロセスがとても愛おしく感じます。

2018.06.03LIGHT &DISHES オリジナル照明”One Candela/ワンカンデラ” 〜 story 2.

ワンカンデラの一番目に入る特徴的なのが、オレンジ色の本物のキャンドルでつくったランプシェード。
これのルーツは、レストラン CICADAの照明計画に携わった時に遡ります。
表参道・南青山にあるtysons&company 運営のCICADAは地中海料理レストラン。地中海を囲む国々の料理が提供されています。その国々の夕暮れ、日が落ちてキャンドルを灯し食卓を囲む空気を照明で表現できたら。そんなディスカッションの中から、本物のキャンドルをくりぬいてランプシェードにした照明が生まれました。厳密に言うと南青山にこのレストランができる前、広尾にあった時のCICADAが最初、2003年のことでした。当時は、まだLEDが主流になる前で、白熱球の小さいパワーのものを使用。風合いはすごくリアルにキャンドルの炎のようだったけど、とにかく発熱がLEDの何倍もあるからキャンドルシェードが溶けていく。南青山に移転するプロジェクトからはLEDにし熱の問題もクリア。



南青山CICADA

「やっぱりいい」

みんなが気に入ってくれた。インテリアデザインの滝澤さんとは、広尾の時から一緒させてもらっていて、この時も本当にお世話になった。来店の顧客たちからも問い合わせが多く寄せられたり、とにかくレストランのシンボルになっていった。そして、なぜかこのキャンドルシェードのライトはこの先、縁が切れないようなことが続く。まるで、ワンカンデラを製作するべく導かれているように。
私が会社を辞めて半年前後だったか、CICADAの顧客でこの照明を使いたいという具体的な問い合わせがある。それに対応してみないかとレストランオーナーからの連絡を受ける。実物のキャンドル素材をプレゼンしたり打ち合わせをしたが、その時は最終的には採用にならなかった。ただし、「いつか商品化になったらいいですね」と言われたのがずっと心に残っていた。

それから、このキャンドルシェードのキャンドルは、当初ネットで探し、いくつかのメーカーに問い合わせをしたりしたが、キャンドル本来の機能を冒涜する行為でもある加工をお願いするのだからなかなか簡単ではなかった。その中で行きついたのが、東京・木場にあるキャンドルのメーカーさん東洋工業さんだった。こちらの当時の社長、藤井さんが(現在は同社会長)、対応してくれた。照明とロウソクは共存していかなければいけないと言ってくれて、すごく心強かった・・! 出来上がったものをみてくれて、一緒に喜んでくれた。なので、たにたやがオープンする時、店のシンボルにとCICADAの時と同じ照明を作る際も、キャンドルをまたくりぬいてほしいとお願いしに行った。もちろん快く引き受けてくれたのです。

今回のオリジナル照明ワンカンデラについても同じく対応してくれて、本当に感謝。東洋工業さんは、現在オリジナルキャンドルの製作をはじめ、グループ会社ではフレグランスからコスメまでライフスタイル全体への提案事業を行なっています。柔軟な視野でセンスに響くものづくりをしているのが素晴らしい。
ワンカンデラの構成部材の一つ、”キャンドル”には長きに渡り、光の原点を作り続けているブランドの柔軟な理解と一緒に目指していける目標の共有があるのです。

連載しているモダンリビングのあかりの処方箋vol.42で、ワンカンデラの特徴、光についての掲載されています。

2018.05.20LIGHT &DISHES オリジナル照明”One Candela/ワンカンデラ” 〜 story 1.


photo : Masaya Yoshimura

去年11月に試作完成のお披露目会をしてから約半年が経ち、2018年5月7日より正式に発売スタートしました。
「オリジナルの照明器具をつくりたい。」 これは、照明の分野の記事を書いたり、照明の相談を少しづつ受けるようになってきた時から自然と湧き上がってきた思いです。


photo : Masaya Yoshimura

飲食店たにたやをやっていく中、訪れるお客さんたちとの会話から気づくこと。いかに照明が空間に与える影響が大きいかを目の前で気づかされるのです。そして、自分が考えていた以上に照明や光のことが伝わってないことを痛感しました。インテリアの中でも、家具やファブリックはわかりやすいと本当に羨ましくも思ったり。では、この状況を深刻に受け止めている照明に携わっている人たちが、どれだけいるのか、など、、とにかく、思い浮かんだことはもっと多くて、少し気が遠くなったのを覚えています。これは、実際に「もの」を、実物をつくるプロセスから私自身一から体感、体験していていくことが伝えるための一歩と思いました。会社員時代、照明をつくり販売していた”メーカー”に十数年勤めていたにも関わらずリアルに状況を掴めてなかったことも知るのですが、そんな気持ちを胸に始めたプロジェクトでした。


photo : Masaya Yoshimura

まず、最初につくりたいイメージはありました。私の照明プロフィールの代表でもある本物のキャンドルをランプシェードにした照明。食を囲む時に心地よい光。
LIGHT&DISHESを体現するようなあかりをつくりたいと思いました。去年3月に、たにたやの店舗デザインをしていただいたインテリアデザイナー、bazikの滝澤さんに会いに行き相談し、パーソナルな空間やシチュエーションで使うならこのスタイルが良いのではと、いくつかのデザインを提案してもらいました。それから数回やりとりをしてプロダクト設計を進めていくのですが、どうしても使用したい機能があり、それが”コードレス”機能。一番肝心な部分でもあります。


photo : Masaya Yoshimura

去年4月にミラノサローネ / ユーロルーチェに行った時のこと。見本市会場のユーロルーチェのホールに出展している世界的に認知の高いブランドでは、誰もが知るベストセラーのものがLED化されコードレスになっているのを目にします。やはり置き式のスタンドライトこそコードレスが潮流なのだと。ミラノ市内のフオーリサローネと言われる会場各所、照明ブランド自社のショールームでもコードレス照明を目にするのです。そしてロッサーナ・オルランディで日本のブランド、アンビエンテックさんの出展に出会いました。アンビエンテックさんはコードレス照明専門の照明ブランド。製品のクオリティの高さは見てすぐにわかりました。”協力してもらいたい”と率直に思い、ミラノサローネ/ユーロルーチェのレポート記事の取材申し込みをしようと思い、帰国してすぐにアンビエンテックの社長、久野さんにコンタクトしました。取材を通して、コードレス機能を提供していただくお願いをと。ただ、自分のプロダクトの機能に使いたいからということだけではなく、伝わってない照明のことを伝わるようにするためのプロジェクトなのだということを説明して理解をしてもらえたらということを強く伝えました。

そして、並行してアンビエンテックさんの製品をLIGHT&DISHESのセレクトとして販売することも提案して、記事のこと、オリジナル製品のことを説明していきました。その後諸々承諾してもらうのですが、気持ちが伝わったのだと、本当に感謝する瞬間でした。

久野さんは、もともと水中撮影に使われるカメラ機材、撮影するための照明をつくる製造を請け負っていましたが、大手カメラブランドの方向性も変化して行き製造需要が減少し始めた時、自身のブランドを立ち上げて行きます。すでにコードレス機能を技術として持っていましたから水中撮影の照明ブランドRGBlue でオリジナル照明のスタートを切ります。インテリアにも関心のあった久野さんは、インテリアの照明ブランド、アンビエンテックをさらに立ち上げて行きます。国内でコードレス専門の照明ブランドとしては唯一無二の市場を築いていくのです。
WebマガジンAXISの連載で取材した記事では、「トレンドを意識せず、自分が欲しいと思うものをつくっていきたい」と話しています。

久野さんは海外でのビジネスをすでに視野に入れていますから、考える視点が既存の国内の照明メーカーとは真逆なのです。
今では、海外の照明ブランドが製品のPVをつくるのは当たり前になってきましたが、アンビエンテックも製品PVをつくっています。

久野さんは、私の目指す照明の”伝えていく”というコンセプトを快く理解してくれて、アンビエンテックとしてコードレス機能を伴う光源部材を供給してくれました。
並びに、私は心強い同志を得ることができ前に進むことができたのです。”ものつくり”をしていくということは、どこまでも独自のフィロソフィ、揺るがない信念、ゆずれないこだわりを持つこと。これがなければいけないと思っています。それが、オリジナルの世界観をもつ”ブランド”になっていくことだと。そこに規模の大小を測るのはナンセンスなこと。私は、久野さんのアクションと考え方、目指す方向性にとても共感し、このような世界観をもつ”ブランド”という概念をしっかりと持っていくことの大切さを忘れないようにしようと思ったのです。

製品名、One Candela / ワンカンデラ は、久野さんとやりとりをしている時アドバイスをもらって決めました。光の単位であるcd(カンデラ)はロウソクの炎の明るさからきている単位でもあり、ここから照明のことをわかりやすく伝えていくためのツールとしてはぴったりだと思いました。
プロダクト詳細はこちら
限定30個の生産です。現在2018.5.20時点で残り25個となりました。追加生産はしません。ご希望の方は、info@lightanddishes.com までお知らせください。

次回のブログでは、Story 2.キャンドルのランプシェードについてを予定しています。

2017.11.06LIGHT & DISHES オリジナル照明 第一弾のお知らせ

正式な申し込みは終了となります。

年に1つ、自身が考えるオリジナルの照明器具をつくっていこうと考えていました。その第一弾の最終形ができました。
ぜひ、見ていただきたく、お披露目をいたします。
そして、その照明を構成するひとつひとつに関わるものづくりのストーリーをお話ししたいと思います。
場所は、この11月に3周年を迎える たにたや-TANITAYA-です。
この日は、店内のほとんどの灯りを、キャンドルにする予定です。

日時 2017年 11月11日(土)
19:00 〜 21:00(予定)

会費 ¥3,000 (1ドリンク、2フード付き)

場所 たにたや
東京都江東区深川1-8-12-1F
t.03-3630-9490
協力 東洋工業株式会社

お申し込み info@lightanddishes.com または、お電話でも承ります
* お電話の場合は 火曜〜金曜までの10:00〜22:00まで受け付けます。

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